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KUROGANE BASE

握力が先に尽きる人へ──グリップとストラップの使い分け

2026-05-226 min read

デッドリフトで「背中はまだ余裕なのに握力が先に限界」。そんな経験はありませんか。この記事では、握り方の選択肢と、ストラップをいつ使うべきかの線引きを整理します。

「背中より先に握力が限界」問題

デッドリフトを続けていると、多くの人がこの壁にぶつかります。狙っている背中や脚はまだ余力があるのに、指がほどけて先にバーが落ちる。よくあることで、握力が弱いというより、握り方と道具の選択の問題であることが多いです。

握力の限界でトレーニングが打ち切られるのは、もったいない話です。握りは伸ばせるし、道具でも補える。順番に見ていきましょう。

まず試すべき握り方

ストラップに手を伸ばす前に、握り方の選択肢を知っておきましょう。場面によって使い分けるのが基本です。

  1. 01

    ダブルオーバー(順手)

    両手とも順手。基本の握りで、握力の練習にもなります。まずはここから始めます。

  2. 02

    オルタネイト(片手返し)

    片手を逆手にすると、バーの回転が止まって保持力が上がります。高重量で握りが負けそうな時の定番です。

  3. 03

    フックグリップ

    親指をバーに巻き、その上から指で押さえる握り。ウエイトリフティングでよく使います。最初は痛みますが、慣れると強力です

チョークで滑りを抑える。握りは道具と技術の両方で強くなる
チョークで滑りを抑える。握りは道具と技術の両方で強くなる

ストラップはいつ使うべきか

ストラップは「握力を鍛える機会を奪う道具」ではありません。目的の筋肉を追い込むために、握力を補助する道具です。使いどころを決めておくと、頼りすぎも避けられます。

場面おすすめ理由
メインセット(高重量)オルタネイト or フックまず自分の握力で挑む
高レップの補助種目ストラップ可握力より背中の追い込みを優先
握力トレの日素手(順手)あえて握りに負荷を残す

握力そのものを鍛える

道具に頼るだけでなく、握力自体も伸ばせます。デッドリフトのトップで数秒キープする、バーにぶら下がって保持するなど、握りを最後まで意識する習慣が効きます。

チョークで滑りを抑えるのも有効です。当ジムはチョークを常備しているので、汗で滑る心配は要りません。

Q

ストラップに頼ると握力が弱くなりますか?

A

すべてをストラップに任せれば、握力を鍛える機会は減ります。ですがメインセットは素手、補助種目はストラップ、と使い分ければ両立できます。道具は逃げではなく、使い分けの問題です。

まとめ

握力の限界でトレーニングを打ち切らないために、握り方の引き出しを増やし、ストラップは使いどころを決める。素手で挑む場面を残せば、握力も一緒に育ちます。フォームと合わせて体験で確認してください。

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Author

若松 鉄平

若松 鉄平

ヘッドコーチ/ウエイトリフティング・S&C歴12年

ウエイトリフティングで国民体育大会に出場(69kg級)。自身の競技経験をもとに、初心者のフォーム習得から選手の試合ピーキングまで一貫指導。「バーは正直だ」が口ぐせ。

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